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魚の養殖は日本のお家芸ではなかった!

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 ボリビアの原住民は、1600年代にスペイン人が入植する何百年も前から魚を養殖していた。 ペンシルバニア大学 人類学・考古学博物館館長Clark Ericksonによると、この事を示す先進的な土木遺構が、現在は牧草地がまばらに点在するだけのほとんど人の住んでいないボリビアのバウレス地方のサバンナに広がっているという。

 この発見は熱帯地方の文明の発達を考える上で貴重な発見となりそうだ。 なぜなら熱帯地方ではその厳しい環境と十分な蛋白源を得ることの困難さから、狩猟採集民しか住めないと思われていたからだ。
 しかしバウレスの土木遺構は、バウレスの人々が土地に頼るのではなく自ら必要な環境を作っていたことを示唆するものだ。

 525 平方キロメーターにもおよぶ土木遺構は、雨季にできたサバンナの広大な湿地に、餌を求めあるいは産卵のために遡上した魚を、せき止めて閉じ込めた人口の堰の跡と思われる。
 数え切れないほどの人口池の間には、やしの木が植えられ、おそらく食用のタニシのような貝類が多数収穫できただろう。

 これらのことから、この地方にはスペイン人が入植する以前は多くの人々が住んでいたと思われる。 スペイン人の入植後に見捨てられたらしい。
 Ericksonは、一見ただの自然の地形に見えるものは、12.000年にもにわたり人類が作り上げた地形なのかもしれないと語っている。 又、単に考古学的価値だけではなく現在あるいは将来の人類が抱える問題の解決策を含んでいる発見かも知れないと考えている。

参考ニュースソース
Yahoo news Evidence Found of Ancient Fish Farms in the Amazon _@ nationalgeographic.com

 INN特派員:ハンニバル43世 2000年11月10日

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