人類の故郷はヨーロッパ?

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 最初の人類が、現れた場所はアフリカではなくヨーロッパだった。
 これまでの、常識を根底から覆す仮説が出て話題を呼んでいる。 カナダ・トロント大学の人類学者グループによると猿からに分かれた、最初の人類と類人猿の共通祖先の化石がヨーロッパで発掘された。

 この化石は、約1650万年前のものと考えられ、アフリカで見つかっている同様の化石より150万年は古いと言う事だ。
 この化石の特徴は、現在のチンパンジーや化石種のドリオピテクスと多くの共通点があることから、最初の人類と類人猿の共通祖先の化石と思われる。

 David Begunの仮説によると、1700万年以上前、アフリカからヨーロッパに渡った猿の集団が、数百万年をかけて現在の人類と類人猿の共通祖先ドリオピテクスのラインに直接つながる種類に進化して、再びアフリカにもどったらしい。
 その後、アフリカでドリオピテクスからチンパンジー、ゴリラ、人に分化していった。
 この仮説が、正しいとすると人類の故郷はアフリカだとする現在の常識が完全に覆される事になる。

参考資料
CBCニュース:European fossils rewrite human evolution: Canadian prof
Last Updated Tue, 19 Feb 2002 13:06:53

INN特派員:ハンニバル43世 2002年2月22日


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