国際宇宙ステーションに赤信号

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 ヨーロッパの研究用衛星を積み込んだロシアのソユーズロケットが、打ち上げ直後に爆発した。10月15日火曜日に打ち上げられたこのロケットは、打ち上げ21秒後に爆発炎上し地上に激突した。この事故による衝撃波の為、地上にいた20歳のサービスエンジニアが死亡し、8人が怪我をした。
 爆発の原因は、複数ある燃料タンクの一つが破壊された事によるらしいが、燃料タンクが破壊した原因までは特定できていない。
 ロシアのソユーズロケットは、11年間まったく無事故で、世界でも最も信頼のおけるロケットと思われていただけに関係者のショックは大きい。

 今回の打ち上げは、国際宇宙ステーションとは直接的な関係はないが、ソユーズロケットにより運ばれるソユーズ宇宙船は、国際宇宙ステーションの緊急脱出用に用いられている。今月の28日にも6ヶ月ごとに行われる機体交換のためソユーズ宇宙船が打ち上げられる予定になっていた。
 ただでさえ、問題だらけの国際宇宙ステーションの建設に又、新たな大問題が加わった事になる。計画の大幅な遅れが出る事は必至だ。


参考資料

Science - Reuters
Russian Space Rocket Explodes, One KilledWed Oct 16, 1:22 PM ETBy Andrei Shukshin


INN特派員:ハンニバル43世 2002年10月17日

New Carthago City